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ADDと診断されました。 勉強しはじめたばかりなのに、 コンサー タ…悩みます 集中力がなく自己嫌悪です。民間療法、薬物療法… 勉強を続けたいし、進路にも迷うし、悩みます
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うつ病に関するブログで面白いのがあった
ここ

メモ
ホンマでっか出演の澤口氏(脳科学者)のブログより
うつ病について うつ病は当然ながら(他の精神疾患と同様に)脳の病である。なので,本来なら,脳の機能と構造を調査すべきである。調節物質系(とくにモノアミン系)の変調も大きく関与するので,血液や尿,あるいは髄液を調べて各種調節物質の代謝産物の濃度を測定する必要もある。可能なら,PETを使って,脳内での各種調節物質やその受容体の密度や分布などを調べるのがベターである。いくつかの遺伝子(とくにその多型性)が関与する可能性もあるため,遺伝子検査もした方がいい。
うつ的状態は良くなくない? ついでに言えば・・・
不安感を持続的に抱くことやうつ的状態は良くない,とアプリオリに(一般的には)思われがちである。たしかに,そのような症状・状態によって生活に支障をきたす場合には(DSM-IVやICD-10の定義上)「精神疾患」である。
しかし,そうした状態は実は創造性や芸術性に深く関わることが分かっており(e.g., Akinola and Mendes, 2008),その点から見れば必ずしも「良くない」とは言えない--ここでは詳述しないが,病気・健康には多義性がかなりあることを知っておくべきだと思う(健康ファシズムや健康至上主義の愚に陥らないためにも・・・)。引用・澤口氏ブログ



脳細胞を死滅から守るから

 これは積極的治療というよりは悪化を止めるものだが、うつ病の治療に欠かせないものだ。うつ病の人はコルチゾール濃度が高く、これに対して早く手を打たないとコルチゾールが脳細胞をどんどん壊してしまう。

 すでに書いたが、コルチゾールが増えるのは扁桃体の興奮を受けた副腎がコルチゾールを作り続けるからだ。 この経路

  • 扁桃体が興奮する
  • →脳の中の視床下部がCRFを放出
  • →脳下垂体がACTHを放出
  • →副腎がコルチゾールを放出

というリレーになっている。ということは、扁桃体から副腎までの間の経路のどこかをブロックしてやればコルチゾールを止めることが出来る。本当は扁桃体を直接止めることが出来れば良いのだが、今はその方法が見つかっていないので記憶が薄れるのを待つしかない(扁桃体は過去の不快な記憶を反すうして興奮しているらしい)。

 さて、今すぐコルチゾールを止めるために取れる手段は以下の6つ:

これは難易度順になっている。ホスファチジルセリンやリローラを飲むのはカプセルを飲むだけだから簡単。ガムを噛むのは忘れがち、睡眠は寝付けない・眠れないという症状はそう簡単に解消できない、カフェインに至っては急に止めると禁断症状が出るので、そう簡単には使えない方法だ(それでも徐々に減量して欲しい)。

なお、コルチゾールの濃度は朝が一番高く、以後徐々に下がる。ホスファチジルセリンとリローラを夜だけ飲まないメニューにしてあるのは、夜はもともとコルチゾール濃度が低いからだ。ただし、それは普通の人の場合の話。うつ病の人は慢性的にコルチゾールが高いままという特徴があるので、気分が重いときはいつでもホスファチジルセリンとリローラを飲んで構わない。
(※うつ病の人の気分もまた朝が最悪で夕方から楽になるが、コルチゾールが多ければ単純に気分が重くなるという相関関係を証明した実験結果はまだ見たことがない。 両者のサーカディアンリズム(概日リズム)がたまたま一致しているだけかも知れない)。


体内のカルニチンのうち約1割はアセチルカルニチンの状態で存在する。アセチルカルニチンは、血液脳関門を通過して脳内に到達し、アセチルコリン量を増やすことがわかっている。実際にアルツハイマー病初期症状の改善に効果がある可能性があるとして世界中で研究が勧められており、ブレインフードとして応用されはじめている。(日本の食品分野においてアセチルカルニチンの使用は認められていない。)慢性疲労症候群


思考力・記憶力を取り戻すから

 これも「思考力や記憶力を取り戻すからうつ病が治る」という意味ではなくて、「うつ病の主な症状である思考力・記憶力の減退をカバーすることで当座をしのぐ」という程度の意味である。決して積極的な治療ではないが、特にうつ状態がひどい場合は思考力がなさ過ぎてうつ病を克服しようという気力さえもない場合があり、「まずは治る気になる」という基本中の基本のために思考力を取り戻すのは治療の一環とも言える。

 ここでも悪影響の原因はコルチゾールにある。コルチゾールは脳全体の神経伝達物質のリレーを邪魔し、海馬の糖代謝を邪魔する。
 脳全体の神経伝達が邪魔されるということは、「考えがまとまらない」という状態になって現れる。
 また、海馬の糖代謝が邪魔されるということは海馬の働きが鈍って記憶力が悪くなるのとイコールである。脳細胞のエネルギー源が主に糖だからだ。極端な例として糖尿病が挙げられる。糖尿病の人は血糖値が低くなりすぎた時に意識が混濁したり昏睡状態に陥るが、それは脳細胞に糖が届かなくなるからだ。

 よって有効打はホスファチジルセリンによるコルチゾール抑制である。 あわせて血流を活発にして脳に多くの糖を送り込むことも有効。例えばガムを噛むギンコを飲むなどである。





扁桃体の抑止力を用意するから

 これは本質一歩手前くらいの有効打である。うつ病のきっかけが扁桃体の慢性的な興奮であることは何度か触れた。そして、扁桃体が興奮してコルチゾールが高い濃度のままになった結果、扁桃体のブレーキ役である前頭葉への血流が抑えられ、扁桃体の暴走がさらに続く。つまりコルチゾールは「危機からの肉体的な逃避」には有効であっても、「落ち着いて判断して危機を回避する」ためには向いていないホルモンなのだ。

 扁桃体を直接止める方法は今のところない。だが、脳の血流を回復させることで前頭葉の働きを復活させ、扁桃体への抑止力として再び動かすことは期待できる。そのためのギンコとガムだ。





脳細胞を再生するから

 これは、慢性的な高コルチゾールで壊された脳細胞を修復するという意味で、積極的な治療の部類に入る。

手段としては、まず脳細胞の材料となるアセチルカルニチンを補給すること。次に上記の通りに脳の血流を活発にしてアセチルカルニチンを脳にどんどん届けること。
基本的な栄養(ビタミン・ミネラル)を摂って代謝を正常に戻すことも、遠回しではあるが脳細胞の再生に貢献する。

 なお、血流は早ければ早いほどよいという訳ではない。例えば運動をすると血流が早くなって酸素や各種栄養を細胞に多く補給できるようになるが、心拍数で言うと1分間120拍以下でなければ逆効果になる。それ以上になると血流が早すぎて、細胞が酸素や栄養素を血液から取り込む前に素通りして行ってしまい、細胞が酸欠・栄養欠乏状態になってしまうからだ。

また、肉体的にハードな運動、具体的にはボディビルなど「一時的に筋肉を壊す強度の運動」を行うと、コルチゾールの濃度が上がる。 コルチゾール濃度を下げるホスファチジルセリンがスポーツ用食品を扱うウィダー(森永製菓)から出ているのはそういう理由なのだ。多すぎるコルチゾールは脳にダメージを与えるだけでなく、筋肉を壊して発達を妨げる働きもあるため、ハードなトレーニングを行うボディビルダーはホスファチジルセリンを摂っている。
コルチゾール濃度はもちろんうつ病にとってマイナスになるので、いくら血流を良くすれば脳細胞の再生に貢献すると言ってもハードな運動をしてはいけない。

脳への血流を増やすには、ガムを噛む等の咀嚼も有効。特に咀嚼では海馬の血流が増えることが分かっており、慢性的なストレスで痛んでいる海馬の修復に有効ではないかと期待できる。





安心と意欲を取り戻すから

具体的にはセロトニンとノルアドレナリンの補充である。ただしこれらの不足はうつ病の原因ではなく結果の一部であり、ましてや抗うつ剤でセロトニンとノルアドレナリンの再吸収を防いで見かけ上の濃度を上げるだけではうつ病の根本原因は解消されないのは何度も言っている通り。
本当に治療するためには「セロトニンやノルアドレナリンを不足させている原因」を根本から取り除かねばならないのだ。

具体的には以下の各手段を採る:

  1. セロトニンとノルアドレナリンの材料=アミノ酸を確保する
  2. ノルアドレナリンの枯渇を防ぐ(使いすぎない)
  3. セロトニンをより多く作る習慣を持つ



1つ目にはセロトニンとノルアドレナリンの原材料であるアミノ酸を充分な量摂ること。つまり蛋白質を多く食べることだ。
ここでアミノ酸の基礎知識に触れておこう。アミノ酸がたくさん集まったものが蛋白質であり、人間の細胞は基本的には蛋白質のかたまりである。そして、体を作る、つまり細胞を作って新陳代謝し、壊れた細胞を新しい細胞と入れ替えるには体の外部からアミノ酸=蛋白質を取り込まなくてはいけない。
蛋白質は消化することでアミノ酸に分解されて肝臓などに蓄積され、使われるのを待つ。このとき、人間が体内で合成できないために外部から取り込まなければならないアミノ酸が9種類必要であり、これらが「必須アミノ酸」と呼ばれる。ということは、人間にとっての蛋白質の品質とはこの9種類のアミノ酸が不足なく含まれているかどうかということになる。それを数値として評価するものが「アミノ酸スコア」で、100に近いほど品質が良いということになる。プロテインを買う時にアミノ酸スコアが100に近いものを選ぶのはこういう理由だ。

セロトニンの材料は必須アミノ酸の中のトリプトファン、ノルアドレナリンの材料は同じくトリプトファンとフェニルアラニンである。 これら必須アミノ酸が足りない場合は、いかに抗うつ剤を飲んでセロトニンやノルアドレナリンの再吸収を防いで有効利用されるようにしても、そもそもセロトニン類の絶対量が足りないためにうつ状態は改善されない。そして、うつ病の人はただでさえ食欲がないのでアミノ酸が足りなくなっていることはほぼ間違いない。
ちなみに蛋白質の1日必要量は、体重 1Kg につき 1g 。つまり男性なら1日に60~70gは必要なのだが、これは正常に食事をしていてもまかなうのは難しい量なのだ。さらに蛋白質には品質というものがあり、いかに蛋白質を大量に採ったとしても、その中に含まれるトリプトファンとフェニルアラニンが足りない場合はセロトニンやノルアドレナリンを作ることができず、うつ状態から抜け出すことはできない。

また、プロテインと一緒の食事では炭水化物をメインに食べるメニューにしてあるのは、セロトニンの原材料であるトリプトファンを脳に届けるときにブドウ糖が必要だからだ。



2つ目にはノルアドレナリンの枯渇を防ぐ。というのは、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの「意欲や快感」に関わる「カテコールアミン」と呼ばれる神経伝達物質類は「使うと減る」。そしてカテコールアミンの生産速度には限界があり、作るよりも消費する方が早ければ神経伝達物質は枯渇する。 具体的にはストレスがかかった時、不眠が続いた時などだ。このような事態が続くと次第にやる気が失われていく。これをカバーすることでうつ病からの復帰を早める。そのために休養が必要なのだ。

やる気があるということは、やる気ホルモンであるカテコールアミンを消費しているということだ。つまり、「常に意欲満タン」ということは原理的にあり得ない。消費したカテコールアミンの補充のためには、意欲のないままに過ごす時間が必要なのだ。

なお、セロトニンの方には生産速度の限界がなく、材料=アミノ酸さえあれば枯渇することはないと言われている。



3つ目にはセロトニンをより多く作る(本来はノルアドレナリンも多く作りたいのだが、現時点ではその方法が分からない)。うつ病の人の生活は、セロトニンを作るような行動が欠けていることが多い。具体的には、1秒2回のペースの反復運動を5分以上続けることと、2500 ルクス以上の明るさの環境に5分以上いることでセロトニン生成器官である縫線核(ほうせんかく)を刺激してセロトニンを作らせる。早い話、運動不足と日照不足がうつ病の遠因だ。

 反復運動は、歩くこと以外にも咀嚼や眼球を左右に動かすことでも良い。ガムを噛むことを勧めているのはこういう理由である。
  光に関しては、蛍光灯の明るさでは足りないが日光であれば問題ない。逆に言えば、日光の入らない部屋にいるとセロトニンが不足しやすい。北ヨーロッパなどでは季節性うつ病といって秋~冬にうつ病患者が増えるが、その理由は日照時間が足りないからだと言われている。

 日光を受けると視覚から縫線核に刺激が行ってセロトニンの放出が始まるが、同時に交感神経が優位になり、意識の覚醒が始まる。つまり副交感神経から交感神経への切り替えは光によるものである。
 人間の生体リズム(体内時計)は25時間制で、外界と遮断して明るさが常に一定の場所で時計を見させずに過ごすと12日目に昼夜逆転、24日目に丸1日ずれて元に戻ることが実験で分かっている。つまり、体内時計のリセットは日光を浴びることで行われているのだ。逆に言えば、日光を浴びないと目がすっきりさめない。


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