ADDと診断されました。
勉強しはじめたばかりなのに、
コンサー タ…悩みます
集中力がなく自己嫌悪です。民間療法、薬物療法…
勉強を続けたいし、進路にも迷うし、悩みます
ADHD、ADDは脳の異常だという。
知ったこったい?と思いつつ、知らないので…調べてみる。
脳についての本の読書感想文や概要。
これから読みたい脳に関する本についてはこちら
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イチオシ |
東京大学超人気講義録 東京大学大学院総合文化研究科教授 石浦章一 |
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これ、読みました。 脳内化学物質について面白くかかれている。 講師が知識が広く、俯瞰で書かれているので、あきない。 フラットな退屈さがなく、話し上手な文章。 専門用語をきちっと定義して噛み砕いて書かれているのでわかりやすい 三段論法で説明してあるので納得できる なのでわかりやすく勉強になります~ 知識が増えて得した気分になる~ね 心のコントロールは三つ葉は2つで、行動と脳内化学物質だと思う。 行動は認知脳科学ってのかな?よくわからないけど。哲学があって行動してエビデンスから哲学が育つ。昔からあって人間の基本。 にっちもさっちもいかない現象にあたり、科学が進み偶然や実験などから、脳内化学物質がわかってきた。 にっちもさっちもいかない状況に、脳内化学物質でアプローチすれば解決するんではないかと薬などが特にアメリカ発で蔓延している。 脳にアプローチする薬って面白いんだよね。だって、行動でなかなかコントロールすることができないことで宗教なんか持ち出して四苦八苦している長い歴史に、化学作用で肝胆にアプローチできてしまうのだから。 でも、脳の作用自体未解決なままで推し進められている薬は人体実験であり、副作用ともにとっても危険。 アメリカでは未知の薬を合法化して大多数の人に人体実験を行っている。巨額なマネーが動く。 中枢系の薬の流用にはそんな危険をはらんでいるけど、この本をみると、解決つかない情動という問題に効く魔法をみつけたような優越感で楽しくなってしまう。って…問題があるなーと思いつつ、つい三つ葉は楽しく読んでしまった。 科学が悪いとか思っているわけではなく、きっと薬とかホルモンとかわかった上で認知行動をも考えてアプローチする必要があるような気がする。 |
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概要 第一講義 不安解消に効く遺伝子 |
ワーキングメモリー 知・情・意 日本では1~2%がうつ 不安の点数化 ハーム・アボイダンス(Harm Avoidance)という形質は、普段なれていないことをする時に起こる心配性 ハーム・アボイダンスの高低は「良い」「悪い」ではない ハーム・アボイダンスは一卵性双生児でよく似ていることから遺伝要因があるとわかってきた…
コラム もの覚えとホルモンの関係 エストロゲンが分泌されている時期はもの覚えがいい ------ 髄液 髄液とは脳細胞を直接包んでいる液 髄液とは脊髄を直接針を刺して採る 髄液の中にある5HIAA(5ヒドロキシインドール酢酸)はセロトニンの分解物 脳の辺縁系にセロトニンが多い トリプトファン(必須アミノ酸のひとつ) → TrpH → セロトニン → Mao → 5HIAA セロトニンは血液から脳へは移行しない 自殺した人の脳はセロトニン量が非常に低く、髄液で5HIAAの量が低い 抗うつ薬を投与し治ったうつ病の人は5HIAAの量が多くなった 1番最初にできた抗うつ薬「イミプラミン」は5HIAAの量を増やす 最近の抗うつ薬「プロザック」も5HIAAの量を増やす サイコパスは殺人をしても罪悪感がない サイコパスの人は、セロトニンは多いが、髄液の中の5HIAAの量は少ない、つまりセロトニンを分解する酵素である Mao活性 が低い Mao活性が0の家系は、Maoと暴力が相関する Mao活性が0でない家系は、Maoと暴力が相関しない 暴力を振るう、特に男性は、男性ホルモンが普通に比べて非常に高い、またはアドレナリンというホルモンが高い 結論
セロトニンを出す神経細胞と、ドーパミンを出す神経細胞は別 脳の中の神経細胞の30~40%はセロトニンを出す セロトニンは電気刺激で分泌される 神経伝達物質の伝達は後シナプスで行うのが普通であるが、セロトニンに限っては、後シナプスと前シナプスの両方に受容体がある 不安になったときはセロトニンの分泌が悪くなる イーライリリーという薬品会社が、1万何千の薬品をネズミに注射し、ネズミの脳を調べセロトニンが多いネズミをピックアップしたことで、プロザックという薬が抗うつ薬として開発された 神経細胞から分泌されたセロトニンは、①後シナプス受容体につく、②自然消滅、③前シナプスのトランスポーターという入り口から元に戻る 神経細胞から分泌されたセロトニンが、③前シナプスのトランスポーターという入り口から元に戻る ということは、ネガティブ・フィードバックで、セロトニンが出すぎないように調節している=自己制御(オートレギュレーション)している プロザックという抗うつ薬はセロトニンが前シナプスに戻るのを阻害する ブスプロンという抗うつ薬はセロトニン受容体を刺激し神経伝達を早くする コラム 不安には牛乳 牛乳にはセロトニンの元であるトリプトファンが豊富に含まれる ------ デンタルフォビアとは、歯医者にいくことを考えただけで怖くなる人 ヘモフォビアは魚を切り裂くことができない、何かを切り裂くことを考えると怖くなる デンタルフォビアもヘモフォビアも単純恐怖症で単純恐怖症の原因は不明で薬治療も効かない。 www.phobialist.com 単純恐怖症が500くらい載っている 単純恐怖症の中で、唯一「社会恐怖症」だけは、アメリカで「パキシル」という薬が発売されていて、効いているとされている ノイローゼ→全般不安神経症は、ハーム・アボイダンスが高い…セロトニンが少ない 強迫神経症の薬「クロミプラミン」はセロトニン受容体に結合 非常に強いストレスを感じると、①脳の視床からコルチコトロピン放出ホルモン(CRH)が脳下垂体に向かい放出、②脳下垂体から副腎皮質に向かい、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が放出、③副腎皮質からコルチゾールが分泌、④コルチゾールがストレスの元になる コルチゾールを注射するとストレスを受けたと同じ状態になる
PTSDは生まれ育った社会の様相に関連し、個人差が多い PTSDの患者は記憶を司る海馬が少し萎縮している傾向がみられる ストレスを受けて、コルチゾールが多く出てくる人はうつになり、 ストレスを受けて、コルチゾールの代わりになにかの物質がでる人はPTSDになる?という研究がなされている |
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第2講義 気分を変える薬 |
ヒスタミンはアレルギーの時に、肥満細胞から出てくる物質 ヒスタミンは毛細血管を拡張し、花粉症などで目が赤くなる じん麻疹は、肥満細胞からヒスタミンが分泌され、アレルギー反応で血液から成分がしみ出してくる現象 肥満細胞がパチンと割れて出てくるヒスタミンは血管の透過性を増加しじん麻疹を作り出し、目を真っ赤にし、胃にも作用し胃酸を分泌させる 肥満細胞がパチンと割れて出てくるヒスタミンは、H1受容体に作用すると、血管の透過性を増加しじん麻疹や目を真っ赤にし、H2受容体に作用すると胃にも作用し胃酸を分泌させる 肥満細胞がパチンと割れて出てくるヒスタミンには、H1受容体と、H2受容体という2つの受容体がある 1937年にボベーという人が作った「レスタミン」という薬はH1受容体のみをブロックする、つまりじん麻疹は押さえるが、胃酸の分泌は抑えられない H1受容体は毛細血管の拡張と透過性増加、H2受容体は胃酸分泌 ------ 鎮痛剤、解熱剤の代表3つは、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン アスピリンは1錠6円くらい 臓器移植に使う拒絶反応抑制剤のサイクロスポリンは1日1万5千円くらい 一般的な抗ガン剤は1日3~5千円くらい 脂の中にはいっているアラキドン酸はCOXという酵素の反応でプロスタグランディンH2になり、トロンボキサンA2とかプロスタサイクリンが作られる トロンボキサンA2は血液を凝固させる プロスタサイクリンは血液をさらさらにする 肉を食べると、脂の中にはいっているアラキドン酸はCOXという酵素の反応でプロスタグランディンH2→トロンボキサンA2がつくられ、トロンボキサンA2は血液を凝固させるため、血液が固まりやすくなる 魚を食べると、脂の中にはいっているアラキドン酸はCOXという酵素の反応でプロスタグランディンH2→プロスタサイクリンがつくられ、プロスタサイクリンは血液をさらさらにする 魚の脂肪に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)は血液をさらさらにする アラキドン酸はCOXという酵素の反応でプロスタグランディンH2→プロスタグランディンE2ができる→プロスタグランディンE2が脳の体温中枢に働く→熱が出る アスピリンはCOXという酵素を阻害する アスピリンを錠剤1錠(300mg)飲むと解熱し、1/3錠(80mg)飲むと血液凝固を阻害する アスピリンはCOX酵素を阻害するが、 錠剤1錠(300mg)飲むとプロスタグランディンE2の生成を阻害し、解熱する。 1/3錠(80mg)飲むとトロンボキサンA2の生成を阻害し血液凝固を阻害する ナルコレプシー、夜間ドライバー、パイロットなどのために認可された「モダフィニル」が学生に蔓延し問題になった。2003年パリの国際陸上100m競争のケリー・ホワイトが1位になったが、ドーパミングでひっかかった。 アンフェタミンとモダンフィニルは殆ど同じ覚醒剤。 コーヒーを大量に飲むと覚醒剤として作用する カフェインは脳内のアデノシンのレセプター(受容体)に働き、気分を高揚させる→覚醒させる カフェインは脳内のアデノシンと同じ働きをするアゴニストである ニコチンはアセチルコリン受容体に作用して集中力が増すが、アセチルコリンが出なくなるので、喫煙者は知的能力が下がる。禁煙して1ヶ月経つとアセチルコリンが分泌されるようになる。 アセチルコリンは瞳孔を収縮する、筋肉が収縮する ニコチンはアセチルコリンのアゴニスト(同作用をする) ムスカリンはアセチルコリンのアゴニスト(同作用をする) アトロピンはアセチルコリンのアンタゴニスト(反作用をする) クラーレという南米の毒矢はアセチルコリンのあんた五にストで、毒矢に撃たれた動物は筋肉が弛緩し死亡する 統合失調症はドーパミン分泌過多 統合失調症の薬である「クロルプロマジン」はドーパミンD2受容体にアンタゴニストとし作用する(ドーパミン作用を抑制) ジアゼバム(ベンゾジアゼピン)は不安を抑えるとされ、 なんとなく飲まれていたが、百錠飲んで自殺を図ったひとがいた。2日寝たら頭がすっきり目覚めた。 ジアゼバム(ベンゾジアゼピン)はGABA受容体に作用し、神経伝達を止める→不安を止める GABA受容体は5種類のタンパク質からできていて、普段は閉じているが、脳の中のGABAがくっつくとパッと開き細胞に塩素が流れ込んでくる。細胞は塩素が流れ込んでくることで神経の伝達を止める。 プロザックに代表されるSSRIは、自傷行為、うつ、不随意運動の抑制に投与される ジアゼバム(ベンゾジアゼピン)は不安には効くが、しつこく不安が襲ってくる強迫神経症には効かない クロミプラミンはセロトニンのアゴニストであり、強迫神経症に効く 情動に関わるドーパミン、セロトニン、GABAはすべてアミノ基というものをもつ単純なモノアミンという物質である 体を元気にする賦活剤にはカフェインやモダフィニル、ADHD治療薬(メチルフェニデート、アンフェタミン)、向精神薬(クロルプロマジン)、精神病薬(ハロペリドール)がある ADHD治療薬(メチルフェニデート)はアメリカでADHD患者の約10倍売られていて、大学生が覚醒剤として使用していて問題となっている ADHD治療薬(メチルフェニデート)は覚醒剤であるアンフェタミンと構造があまり変わらない |
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薬は偶然見つかる(引用) |
薬は偶然見つかる 今みなさんがお医者さんに行くと、「夜眠れないときにちょっと飲んでみたら」と言ってくれる薬があります。そのなかで。番有名なジアゼパム(ベンゾジアゼピン)という薬があります。ジアゼパムはどうやって見つかったかというと、実は全く役にかたない薬として倉庫の中から見つかってきたのです。 その会社はまず鎮静剤を探していました。鎮静剤というのはおとなしくなる薬です。 非常に興奮していたりすると夜眠れませんからそれを抑える薬がないかというので、その辺にある薬を忠者さんに投与したり自分で飲んだりしていました。その中からジアゼパムというのが見つかってきました。さらに、ジアゼパムは不安を抑えることもわかったのです。 このジアゼパムは匪界中で使われていますが、それはある事件がきっかけになっています。こういう薬というのは人いに飲むと致命的なことが多いので、1錠飲むところを百錠飲んで白殺しようとする人が必ずどこかに出てきます。このジアゼパムもそういう事件があって、自殺しようとして町錠くらい飲んだ大がいました。それで何か起こったかというと、その大はただ2日間グウグウ寝てすっきり起きてきたんです。つまり副作用が令くないということが逆にそれでわかったのです。 今まで怖くて百錠なんて人体実験できませんでしたが、たまたま人体実験ができて、しかも何ともなかった。 気分を変える薬というのは結構危ない薬が多いのです。だから用法が決まっているのですが、ジアゼパムに限っては非常に優秀な鎮静剤であることがわかり、世界中に広まっていきました。だからってみなさんは「うちにあるジアゼパムは大丈人だ」といって飲んじゃだめですよ! お酒と一級に飲むと副作用が出ますからね。気をつけてくださいね。絶対にアルコールと一緒に飲まないこと。不安を抑えるためにウイスキーを何杯も飲んでそれで薬を飲もうなどという人がいますけれども、だめですよ。お酒とは飲み合わせが悪いですからね。 |
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